ピアノ日記(1)
今日は久々にピアノを弾きました。
実は11年間ほどピアノをやっていて、3年間ほどブランクがあるのですが、昨年からちょっとずつまた弾き始めました。
今回は大学の部活の方である曲を動画のBGMで使いたいということで、練習しています。
J.S.バッハのインベンションの1番です。
この曲は1番ということで、明るくて、「始まり」を想起させるような清々しい曲です。
インベンションというのは2声体の鍵盤楽曲のことで、同じくバッハのシンフォニアというのは3声体の鍵盤楽曲になります。
バッハが自分の子どものために作った「練習曲集」だと聞いたことがあります。
こんな素晴らしいものを「練習曲」として出してしまうバッハにも、そして弾きこなしてしまうバッハの子どもさんにも、すごいなあと驚いた記憶があります…(笑)
2声体、3声体と記したとおり、右と左が別々に動き続ける曲になります。
「右と左を別々に動かすのが難しい(難しそう)」という話をよく耳にしますが、伴奏曲とは違い、別々に動かすのが苦手な人にとってはこの曲集は難しいと言えるでしょう。
中学の頃、私が一番ピアノを熱心にやっていたころなのですが、良くインベンションとシンフォニアを弾いていました。
右と左でそれぞれのメロディが存在するので、コントルールが難しく、とても良い練習になりますし、歌っているように聴こえ、とても美しいのです。
練習は勿論大変ですが弾いていて綺麗だなぁと感動します。
YouTubeにもたくさん動画がありますので、是非聴いてみてください。
ちなみにインベンションもシンフォニアも全て15番まであり、様々な雰囲気、テンポ、メロディーの曲があって非常に楽しいですよ。
一曲が短いですので、長く聴いているのが苦手な人にもお勧めです。
また、同じバッハで言うと、「ゴールドベルク変奏曲」がおすすめです。
これは「アリア」から始まり、第1変奏から第30変奏まで展開され、最後にまた「アリア」に戻る、全32曲で構成されます。
曲自体は複数なのですが、一つの物語のようなのです。
これがまた魅力的で、聴き入ってしまいます。
勿論「アリアが好き」という人もいれば「第〇変奏」が好きとい人もいると思います。私も特に好きな部分などはあります。ですがやはり通して聴くと、いろんな表情がある、物語のようで素敵です。
是非聴いてみてください。
クラシックは引いた曲や作曲者くらいしか詳しくないのですが、久しぶりにインベンションを弾いて、ああバッハ天才だな……と今更ながら実感していました。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。